やげんぼりとは

歌舞伎

やげんぼりとクリフトン・カーフ

画家クリフトン・カーフさんの作品に彩られる店内

やげんぼりグループのお店と切っても切れないのが版画と墨絵。お店に掛かっているのは全て画家クリフトン・カーフさんの作品によるものです。アメリカ人でありながら日本人以上に日本を愛し、京都を愛するカーフさん。
京都の町家が、時代の流れと共に減っていくのを憂う気持ちと町家の保存を強く願う気持ちは、私たちやげんぼりグループと同じ。
そんな思いでお店と氏の作品はいつも共に歩んでまいりました。
やげんぼりグループ各店舗では、カーフさんの作品を多数ご覧頂くことが出来ますので、各店舗へお越しの際はカーフさんの作品も是非ご堪能下さい。

2007年3月24日、
クリフトン・カーフ氏は永眠されました。
ご冥福をお祈りいたします。

カーフさんとの出会い

昭和48年に開店したやげんぼり木屋町店に、なんとしても店のイメージに合うそれも永年使っていける絵はないものかと探していました。ある日、人から聞いた話で祇園の山田画廊さんにて、変わった外人さんの版画展があると知り早速出かけました。
作品は京都の町家や近郊の田舎風景等々が、生き生きとした鮮やかな色使いと大胆な構図の版画でした。
一目見た瞬間「この版画を店に飾ってみたい」と思いました。
そこで、端っこの方に控えめにおられた着物姿のカーフさんに言いました。
「この絵とこの絵以外は全部買わせてください」と。

カーフさんはびっくりされたそうで、その時の初めての出会いをよく話題に出してくれました。
京都の風景をこよなく愛し、伝統文化や味に造詣の深いカーフさん。私共の店創りと全く同じ考えです。
それにユーモアのセンスもいっぱいで教えていただく事も多々ありました。
最初の年から作り始めたカレンダーは今も柱型カレンダーとして四半世紀以上続いています。

画家クリフトン・カーフさんの歴史

1927年米国ミネソタ州ダルースに生まれる
1946年軍人として佐世保に来日
1950~52年ミネアポリス美術学校に学ぶ
1955年再来日、以後日本在住
1967年この年より日本版画協会京都支部長を勤める
2007年3月逝去

日本、米国、東南アジア及び欧州諸国にて度々個展を開催。
ニューオリンズウィーク、アメリカンプレイボーイ、リーダースダイジェスト(日本)、グラフィスアニュアル、アジアマガジン、版画美術、毎日グラフ、アート紳士録(日本)、現代日本版画紳士録、日本版画家等の諸誌に掲載、絶賛を博す。 ナショナルパナソニック、香港上海銀行、沢の鶴酒造、淡交社(日本)、NBCテレビ(アメリカ)、ビジネスウィーク、ボストン、京都姉妹都市委員会の諸会社及び香港旅行者等の委託をうけて版画の制作に当たる。

多くの作品が、日本、米国及び欧州における著名な蒐集家の収蔵品となる。

カーフさんの作品

1991年 有楽町阪急 「30年のあゆみ クリフトン・カーフ展」より
やげんぼり・季節のハガキより
やげんぼり・季節のハガキより
色紙墨絵

カーフスタジオ Web 
〒602-8019 京都市上京区元誓願時通り新町西入る481
TEL:075-415-0606  FAX:075-441-5901

※見学のご希望は、あらかじめお電話にてお問合せください。